研究内容

研究紹介: 量子情報理論及び物性理論

本研究室では、人工量子系を対象に広く量子情報理論、物性理論の研究を行っていま す。 近年の実験技術の発展に伴い、理想的な状況を人工的に創り出し、量子力学的な 効果を制御しながら系統的に研究を行う試みが様々な系においてなされ、新しい量子力 学の研究の可能性が大きく広がっています。このような系は「人工量子系(synthetic quantum system)」とよばれています。冷却原子気体や超伝導量子ビットなどがその代 表例です。人工量子系では量子コンピュータの実現を目指して量子情報の研究が盛んに 行われています。また、物性物理、素粒子物理、統計物理などの幅広いトピックについ ても研究が可能です。人工量子系は従来の物理学の分野の枠を超えた新たな研究の可能 性を秘め、今後ますます発展すると期待できます。

最近の研究テーマの例:

光格子中のボース粒子系のエンタングルメント、測定型量子計算、人工ブラックホー ルにおけるHawking輻射、量子ウォーク、Bellの不等式、Leggett-Gargの不等式、スピ ン自由度のあるボース-アインシュタイン凝縮体など

卒業研究での配属を希望する方へ

前期の活動

週一回で輪講をやります。読む本は毎年全員で話し合って決めます。その他にも大学 院進学が決まった人たちで自身の研究進捗報告会を週一回やります。

後期の活動

輪講では英語の論文を読みます。卒業研究に取り組み、毎週交代で研究の進捗報告を 行います。

その他の活動 普段の研究活動以外にも、春にはお花見、夏には他大学との合同合 宿、秋には芋煮会などの楽しいイベントを企画しています。

土屋研メンバーの一言

・メリハリあって超楽しい!(I・Mさん )
・ものすごくいいところです(Y・Rさん)
・早く研究したい人に最適です(Y・Sさん)
・楽しく物理ができる場所です!(K・Tさん)